家庭用のウォーターサーバーを試してみよう

医療機関や会社、官公庁など人の集まる施設だけでなく、一般家庭でも最近良く見かけるようになったウォーターサーバー。「水道水ではなく購入した水を飲む」という習慣が当たり前になってきたここ数年で、家庭用のウォーターサーバーの需要も一気に増えてきました。

ウォーターサーバーとは、主に容器に入った濾過水や天然水をくみ出し、飲用、調理用にくみ出す家庭用機器のことを指します。現在、ウォーターサーバーの主流は、貯水タンク型の容器に入れられた水を機器上部にセットして、冷水や温水の使い分けができる機器をレンタル業者からリースするもののようです。レンタルのタイプもさまざまで、利用者のケースに応じていろいろなコースから選択できるのも人気の理由です。配送地域の対象も全国対応していて送料や手数料なしで重い水を届けてくれます。

ペットボトルのなどで市販のミネラルウォーターの水を購入する機会の多い人にとってはゴミが多くなるのがデメリットですが、宅配水のウォーターサーバーを利用するほうがごみの量を減らせることができますし、電気代も電気ポットより安く、価格も手ごろでメンテナンスも簡単なものが登場しているとあって、節約のためにウォーターサーバーを家庭に導入しようと検討する人も増えてきました。また、重い水を買い物の度に運ぶことなく、レンタル業者から定期的に玄関まで水の宅配や容器交換をしてくれるメリットがあるサービスは、高齢者や小さい子供のいる家庭に便利で喜ばれているサービスのようです。衛生的なウォーターボトルからの水は赤ちゃんのミルクの調乳にも使用できます。

ウォーターサーバーのコストパフォーマンスを比較する場合には、水の料金を重要視することをオススメします。ウォーターサーバーのボトル水は使用すれば使用するほど料金が発生します。だいたい月に12リットルのパックで2本程度を注文するというのが平均的ですが、一本当たりの料金の差額は使えば使うほど開いてきます。一般的に富士山のバナジウムや南アルプスの水などの天然水タイプは料金が高く、RO水は安めになっています。

RO水の特徴といえば、なんといっても飲みやすい軟水であるということです。湧水や天然水には、豊富なミネラル分が含まれていることを売りにしているところが多いものです。しかしそのミネラル分は、水を飲む際には癖の強いものとして感じられることもあります。特に新生児などのように、抵抗力の弱い人にとっては、天然水に含まれているミネラル分が吸収できずに体調不良の原因となってしまうケースも存在します。そうした時には、ミネラル分の少ないRO水を使用することが推奨されるものです。

RO水は品質が安定していますし、もちろん放射性物質の検査も行われていて、不純物をRO膜で極限まで取り除いていますのでお子さんがいるなど、安全重視の家庭にも選ばれています。